どうもやないです。今回は安い賃貸物件(1000万~20万!?程度のアパートや一軒家)の家賃収入で稼いでる不動産投資家の本をご紹介します。
「え!?1000万ならともかく20万の家ってどういうこと?」
あなたはそう思うことでしょう。
しかしそこにからくりはあるのです。フフフ・・・。
あ、あと「何でお前が突然不動産について語りだすんだ!」という話になるかと思います。
これには理由があります。実はボクの父はアパートの大家をやっているのですが、
これから紹介する本の作者は父の不動産仲間のひとりなのです。
その繋がりでこの本を知るに至ったというわけです。
加藤ひろゆきさんは北海道の不動産投資家
こちらの本の作者である加藤ひろゆきさんは北海道北広島市在住の不動産投資家です。
加藤さんは北海道に数棟のアパートと戸建ての家を所有しそれらの家賃収入で生活しています。
俗にいうアパートオーナー、大家さんってやつです。
ええ・・・だったら元々ボンボンなんじゃないのって話になります。
というか世間一般のイメージとして「アパートオーナー」とか「大家」って聞くとどうしてもTHE・富裕層みたいなイメージを持たれがちです。
しかし、加藤さんの場合はなかなか波乱万丈な人生を送っています。
若いころ、ハリウッドで俳優として成功することを夢見たが挫折
加藤ひろゆきさんは20代半ばのころ、ハリウッドでの成功を目指して会社で働いて貯めた500万を元手にアメリカに渡ったといいます。
加藤さんは俳優としての仕事を得るためにハリウッドで映画やミュージックビデオ、CMのオーディションを200本も受けていたといいます。
そのうち50本に合格して実際に出演していたといいます。凄い!
その仕事の中には、「コカコーラ」や「HONDA」のCM、マドンナのミュージックビデオにも出演したといいます。スケールデカいですね・・・。
しかし、渡米して数年で俳優としての仕事はなくなっていき所持金も徐々に減っていくことになります。
丁度その頃、加藤さんの親族に不幸があったということもあり加藤さんは日本への帰国を決断します。
日本に帰り、出版社に就職
日本に帰った加藤さんは出版社に再就職しました。
しかし給料は安くサービス残業もあり、大変だったといいます。
また、加藤さんのお父様はそのころ脳梗塞で倒れてしまい介護もしなければという状況に追い込まれます。
は、波乱万丈だ・・・。
ロバート・キヨサキの本に出会う
「現状を打開するため、何かいい方法はないか・・・。」
そんな時、加藤さんはある一冊の本に出会います。
この「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」はボクも読んだことがあるので分かるのですが如何にして不動産を経営して経済的に豊かになるかが書かれた本です。
加藤さんはこの本を読んで、決意します。
「このうだつの上がらない現状を打破するために、不動産を買うしかない」
加藤さんはそこから不動産の勉強と優良物件の検索を始めます。
2003年7月のことでした。
3年後に大家として独立
その後、加藤さんはありとあらゆる手を尽くしてアパートや戸建てを購入していき、「金持ち父さんの若くして豊かに引退する方法」を読んでからわずか三年で専業大家として独立します。早っ!
「ありとあらゆる手」とは?
じゃあその「ありとあらゆる手」ってなんだよ!って話になるかと思いますが今回は3つだけ加藤さんの本から抜粋してご説明します。
1.不動産は現金で買う
不動産といっても極端な話、何十億もするビルから数十万のオンボロ物件まで様々な物がありますが加藤さんは言います。「借金しないで格安物件を現金で買え!」
これには理由があリます。
それは現金で買うことを理由に売り主の人に大幅な値引きを要求できるからです。
まず現金で買うということは売り主に確実にすぐにお金が入るってことですよね。
また、物件の売り主もお金が今すぐに欲しいというケースも結構あります。
言い方は悪いですが、「現金ですぐ確実にあなたにお金が入るんだから値引きしてよ」と買主が売り主に値引きを要求すれば大幅な値引きを期待できます。
2.優良で格安な物件を狙う
現金で不動産を買うといってもそうやすやすと何百万、何千万とポンポン出せる訳ではありません。
そこで加藤さんが実施したのは多少古くても安いリフォーム代でキレイになりそうな掘り出しモノ物件を探すという方法でした。
これは東京ではあまりない話なのですが、地方に行くと部屋の壁紙や外壁の塗装をするだけでそこそこ綺麗になり快適に暮らせる安い物件があります。
特に加藤さんやボクも住んでいる北海道なんかはそんな掘り出し系物件がちょくちょくあったりします。これらに狙いを定めます。
3.鬼の指値を入れる
まあ、格安物件と言っても一応住居なのでアパートならどんなに安くても2000万近くは平気でかかったりします。そこで加藤さんは物件を購入するとき、より安い値段で手に入れるためにアパートの持ち主にある厳しい提案をするのです。
その名も「鬼の指値!」
たとえば、加藤さんは以前、1600万のアパートを1200万で購入したことがあります。
すごいでしょ!400万の値引きですよ!どうやってこんな安くしてもらったのか。
実はこれ、物件の売り主に購入価格の交渉をするときにあえて「低い価格なら買う」と言って値段のハードルを下げるという、駆け引きのようなものなのです。
加藤さんは先ず最初に売り主と物件の購入価格について交渉するとき「この物件は外装が痛んでるしリフォームが必要なので1050万円なら買います!」
と言っていたそうです。
もちろんさすがにそれは安すぎると売り主に断られてしまいます。
しかし売り主はいいました。「1050万は無理だが1200万なら大丈夫です。」
加藤さんはこうして1600万のアパートを1200万で購入できました。
これが最初から「1200万なら購入する」と加藤さんが言ってたら1200万で購入できたでしょうか。いや、出来なかったでしょう。
こんな駆け引きも不動産の醍醐味だったりします。
この加藤さんの本には他にも様々な不動産経営のノウハウが詰まっています。
ちょっとお金を持っていて不動産経営に興味があるあなたは入門書としてこの本を読んでみることをおススメします。
追記:実はボクは三年前、加藤さんにお会いしたことがある
ここまでつらつらと加藤ひろゆきさんとその本について述べてきましたが
実はボク、加藤さんに一度お会いしたことがあるんです。
三年前、札幌清田区のコーチャンフォーという書店でね。
ちょうどその時コーチャンフォーで加藤さんの「ボロ物件でも高利回り 激安アパート経営―入居率95%を誇る非常識なノウハウ」を立ち読みしていたのですが
後ろからいきなり話しかけられました。
加藤さん「アノ、それ、私が書いた本なのですが・・・。」
流石にビックリ!本を読んでいたら後ろからその本の作者から話しかけられるなんて夢にも思いませんでしたからね!
いやはや、人間どこで出会うか分からんもんですよ。本当に。
あ、加藤さんはブログも更新されているので興味を持った方は是非読んでみてください。(ステマではありません!)