大企業で働いていた人が中小・ベンチャーに転職する時、有利な点と不利な点

就職・転職

日本では大企業から中小・ベンチャー企業に転職していく若者が多くなってきました。
特に転職市場では「大手企業出身者」を歓迎する声が多くあります。

その理由として挙げられるのが以下の3点が挙げられます。

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1.社会人としての基礎能力が高い

もともと大企業では新入社員への教育体制も整っているため、基本的なビジネススキルを持っているとみなされます。(ビジネスマナー、電話応対、Word・Excel等)

このため、最初に育てるのにあまり手間がかからないイメージが大企業出身者にあります。

2.大手企業の組織の骨組みを理解している

中小・ベンチャー企業が大企業との取引や提携を目指していこうと考えている時、大企業の組織図や意思決定までのシステムを理解していることが大切です。

何故なら中小・ベンチャー企業と大企業とでは組織図や意思決定までのシステムが大きく異なるからです。例えば中小・ベンチャー企業と大企業とでは会社の備品を買うまでの手順ですら全然違います。

中小・ベンチャー企業では会社で使っている文房具ぐらいならある程度自由に購入できますが大企業はそうはいきません。

大企業の場合は、ペン一本買うのに上司からの許可をもらうために書類をわざわざ作って許可のハンコを押してもらわなければなりません。めんどくさ!

しかも中小やベンチャー企業でしか働いたことが無い人はこんなややこしいシステムが理解できず、大企業とうまく取引出来ないなんてことがしょっちゅうあります。

しかし、大企業出身者なら面倒くさい稟議書や決裁の流れをつかんでいるのでそれをふまえた提案を大企業相手に行うことが出来ます。

だから大企業出身者は中小企業やベンチャー企業で重宝されるのです。

3.法令順守の知識が身についている

また大企業では総務・法務部分がしっかり機能しているため法令順守の基本を身につけている人が多いです。これも中小企業やベンチャー企業が欲しがる要因です。

大企業出身者は有利に見えるが弱点も多い

と、まあここまでつらつらと大企業出身者の有利な点を述べてきましたが実は弱点もそれなりに多いんです。

むしろ大企業で働いていたからこそ、転職が上手くいかないケースだってあるんです。
特に多くみられるのが次の3つのパターンです。

1.プライドを捨てられない

大企業出身者はあまり知られていない企業を格下と決めつけて優良企業を見逃してしまうことがあります。これはもったいない!

中小企業だってニッチな分野で圧倒的な強さを誇る企業や世界でトップのシェアを獲得している企業だってあるんです。

また、今は社名が知られていなくてもこれから飛躍するであろうベンチャー企業もきっと日本のどこかにあるはずです。

たとえ今は規模が小さくても将来有望な会社を探してみてはいかがでしょうか。

2.経験の幅が狭く、評価されにくい

大企業では細分化された組織で一部の業務しか担当していない人も多数います。
もちろん、ピンポイントの専門的なスキルを重視するのなら評価されることもあります。

しかし、「幅広い仕事を任せたい」と考えている企業の場合はどうしてもマイナスになってしまいます。

3.個人の力を評価されにくい

大企業出身の方の場合、もし営業などで高い売り上げを出していても面接で
「いや、それ会社の力でしょ?」と詰められてしまうことがあります。

このためあなたなりに工夫したことを上手く伝える必要があります。

まとめ:今の自分が持っている武器をふんだんに使おう

一番大事なことはあなたが今持っている武器をふんだんに使えるかどうかなのです。
もちろん、武器と言っても諸刃の剣です。デメリットももちろんあります。

しかし、大企業で働いた経験は必ず転職活動に活きてきます。
自信を持っていきましょう。

 

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この記事を書いた人
ヨウヤナイ

ヨウヤナイと申します。北海道札幌市在住。歳は26歳。「やないやないか!」著者。
バリバリのゆとり世代です。当ブログ「やないやないか!」の概要とやないの詳細プロフィールはこちら

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